淑徳高校で学んだ一番大きなものは?
一番大きな学びは、「行動することの楽しさ」です。在学中は、自分の達成すべき目標に向かって一生懸命取り組んだり、自分で選択する場面が多くありました。そんな中でも、3年生の時、淑徳祭で手話合唱の指揮をさせて頂いた経験は、自分の自信にも繋がり、たくさんの人の笑顔や喜びに繋がりました。自分で決断し、行動する楽しさは今でも私の土台になっており、淑徳高校で得たかけがえのないものだと感じています。
卒業後から今までの道のりを教えてください。
卒業後、丹波市内にある高齢者施設に介護福祉士として勤め、今年で8年目になります。就職した当初は、福祉の理想と現実のギャップに心が折れそうになることもありました。その度に母校へ出向き、先生方に勇気づけてもらったのを今でも覚えています。現在施設内では、ユニットのサブリーダーを任されており、実習生の指導やチームケアを発揮できるよう日々スキルアップに努めています。また、施設外では初任者研修の講師としての活動もしています。
あなたの次の夢はなんですか?
認知症高齢者が住み慣れた地域で、安心して暮らし続けることができる社会にすることが目標です。2025年には、認知症患者数が700 万人になるといわれていますが、介護職の慢性的な人員不足が課題となっています。また、認知症の方との関わりには、正しい理解と対応が必要不可欠だと日々感じています。今後も人材育成に努め、介護を楽しく正しく理解してもらえるような行動をしていきたいです。そのためにまずは、自身の身近な環境改善から始めています。そして、地域の方々の協力も必要であり、今後も地域とのつながりも大事にしていきたいです。