教育理念と歴史

創立から受け継がれるDNA

校訓「感恩先苦」が表す淑徳の教育理念と歴史について

感恩先苦とは

初代校長の山口 加米之助(※)先生が提唱した
「自然や人、物に至るまで、その恩に深く感謝し、
社会に奉仕して生きる」という考え方で、
淑徳高校の校訓でもあります。

本校の校訓「感恩先苦」は、自ら先んじて苦労をすることで、様々な人やものから与えられる恩恵を感じる心の尊さを説いています。校訓は、学校行事や委員会、HR活動を通して実践されています。一つのものを作り上げる苦労を経験し、お互いを理解し合い、認め、支え合うことの大切さ、協力することで作り上げたものの充実感や達成感の素晴らしさなど、人として大切な心を育てることは、成長の礎となり幸せな人生を歩む上での大きな指針となります。

※「加米之助」は正しくは写真下の字を書きますが、合字のため変換しております。

淑徳の歴史

1924年(大正13年) 福知山淑徳技芸学舎として、山口加米之助氏が福知山市笹尾に創立。生徒7名、教師10にて出発。
1925年(大正14年) 淑徳高等家政女学校と名称を改める。この頃、日本にはまだ数少なかったミシンを数十台、アメリカのシンガー社から取り寄せ、洋裁の学習をはじめる。
1948年(昭和23年) 新学制により福知山淑徳高等学校となる。
1955年(昭和30年) 高校卒業者を対象とした専攻科を設置。
1969年(昭和44年) 保育科設置認可。第一回生42名入学。(定員40名)
1973年(昭和48年) 食物科設置認可される。同時に厚生省より調理師養成施設の認可を受ける。食物科第一回生46名入学。( 定員40名)
1979年(昭和54年) 創立55年をむかえ、正明寺校地を「21世紀の杜(もり)」と名づける。
1981年(昭和56年) 海外(中国)に第一回修学旅行。
1988年(昭和63年) 進学希望者の増加に伴い、実技・実習も含めた普通科を設置。
1990年(平成2年) 8月新校舎完成。9月新校舎に全面移転する。
1992年(平成4年) ダブルブレザーの新制服採用。
1994年(平成6年) 「福祉コース」新設。
1996年(平成8年) 食物科に男子生徒を募集開始。
1997年(平成9年) 従来の被服、保育、普通科を廃止して、総合学科に再編成。
1998年(平成10年) 食物科の男子生徒、3学年そろう。
1999年(平成11年) 総合学科が3学年そろい、総合学科と食物科の3科となる。
2000年(平成12年) 4月、ホームヘルパー2級の養成研修機関として指定を受ける。
2001年(平成13年) 食物科を総合学科の中に統合、完全男女共学に。
2002年(平成14年) 制服改定
2003年(平成15年) 全学年総合学科となる。修学旅行選択制に(中国・沖縄・北海道)
2006年(平成18年) 全国高等学校保育教育研究大会開催(11月)
2007年(平成19年) 修学旅行(サイパン・中国・北海道)
2008年(平成20年)
  • 理事長 山口 剛 就任
  • 調理実習室全面改修
  • バレーボール部 全国高校総体 京都府予選ベスト4 ※京都府北部からは22年ぶり
2009年(平成21年) バレーボール部 全国私立高等学校選手権大会 初出場
2010年(平成22年)
  • 高校生 パティシエ NO.1決定戦貝印スイーツ甲子園 決勝大会 特別賞受賞(その後の各コンテスト全国大会の活躍につながっている。)
  • PC学習システム『すらら』導入
2012年(平成24年) 女子寮移転
2013年(平成25年)
  • 介護職員初任者研修開始
  • 学校カウンセラー(臨床心理士1名)を配置
2014年(平成26年) いじめ防止対策推進委員会設置
2016年(平成28年)
  • 支援教育研究委員会設置
  • 全国高校生食育王選手権 神田川俊郎賞受賞
  • バレーボール部 全国高校総体 京都府予選 準優勝 ※京都府北部からは37年ぶり